連句14「風光る」 付け回し 連句碑にKUSARI集いて風光る 雨乞小町 十とせの思いさまざまの春 藍 花筏いま本流にかかるらん ちいばば 坂道曲がるボンネットバス ザリ 大鏡子は散髪を楽しんで ふさ子 「そばに居るね」を着メロに入れ 麦 待つつらさ隠せないまま夏帽子 奏 溶けてぽたぽたアイスキャンディー 芳梅 紙芝居自作自読の高校生 合 カアと一声寒鴉など ばび 雲流れビルが倒れてくるような 眠り猫 精霊火焚き月の出を待つ 蕗 数珠玉を摘んで集めてお手玉に 彗 冬支度するころの里山 ばらずし 2009年3月24日首尾 於 名古屋 桃花苑 |
連句14「花眩し」 付け回し 花眩しほら駆けてくるひとは誰 藍 春に集いて乾杯の声 彗 テレビ塔展望台から北を見て ばらずし 地下鉄のなか彼の香水 めじろ 初めての浴衣姿に胸がキュン milky 長者町とう裏通りあり 蕗 月天心泣いて笑って年とって ばび 馬肥ゆるとき妻もメタボに 眠り猫 白塗りに知るも知らぬも村芝居 ひわ ワンセグで見るWBC 赤鈴 (ここで日本優勝ニュース・乾杯) ニンニクの匂いが邪魔でできぬキス たま祐 ピンフラッグは木枯らしのなか 風 大鷲のゆるりゆるりと回る空 ザリ 笊にいっぱい寒蜆とる 芳梅 2009年3月24日首尾 於 名古屋 桃花苑 |