第28回国民文化祭やまなし2013連句の祭典レポート

yamanasuwain.JPG(ふさ子)(ゆづ)
台風27号の脅威に当日までハラハラさせられましたが、小雨降る中、塩尻経由で出発。吟行の集合駅「塩山」で、小町さん、美句志さん、のらさん、ばらずしさん、和さん、霞さん、セブンさんと合流。バス2台で、武田信玄公の菩提寺である恵林寺(えりんじ)へ。再建された本堂、重要文化財の「四脚門」後世に「...滅却心頭火自涼」の言葉を遺すことになった県の重文の「三門」では、百人もの僧侶が焼かれたなど、胸の痛む史説明がありました。本堂裏には「夢想国師」の築いた庭園、その先の山々までも借景とした名園に、秋の深まりを感じたひと時でした。その後「苔寺」の築庭に携わったとの事でした。次に「勝沼ワイナリー」へ。勝沼ワインの歴史に触れ、試飲に並びました。「ぶどうの丘」の交流会の始まりはワインで乾杯、そして赤と白の飲み比べも。〆はやっ ぱり「ほうとう」です。会場に「塩山太鼓」が鳴り響き、全員で「ふるさと」「花かげ」を合唱しました。二日目は、抜けるような秋空の元、「武田節」など舞踊を鑑賞した後、表彰式、実作会と続きました。偶然、次の開催地、秋田県の実行委員副代表の方と同席、「秋田竿灯をお見せしますよ。」と張り切ってみえました。陽の傾きかけた頃には満尾、五巻ほどの朗吟?に耳を傾け、秋田での再会を誓いつつ解散となりました。

(雨乞い小町)
2年前の京都国文祭に引き続き、山梨・勝沼ぶどうの丘での連句大会に参加させていただきました。
台風27号の雨の中前夜祭の前日に勝沼入りしていて心配したのですが、前夜祭の直前から雨がやみ、甲府盆地の山並みがやっと姿を現してくれました。前夜祭ではなつかしいKUSARI仲間の方達にお会いでき、舌打ち猟師さんにもご挨拶することができ感激でした。連句大会当日は、慣れない実作の場に四苦八苦。それでも大ベテランの先輩の皆さんに助けられて半歌仙を巻き上げることができました。帰りの特急を待つ勝沼の駅のプラットフォームで、来年の秋田も行けますようにと北岳にお願いいたしました。